俺のコードレビュー勉強会を開いてみた【勉強会ふりかえり編】 #devraku
2014年11月5日に俺のコードレビュー勉強会を開催しました。
オープニング資料はこちら。
Why
とあるサミットで感銘を受けたプレゼンを社内で勝手に再演した際に、
「こんな活動をやってる人が社内にいるなんて知りませんでした。」
と言われたことが今思い返すときっかけでした。
その再演の際、まったく意図はしていなかったのですが、再演後にチームに共有するついでに声をかけた他部署のメンバーを巻き込んでアツいディスカッションが生まれました。
再演をやってよかったなーと思うと同時に、せっかく同じ社内にいるのにすぐ手をのばせば届く人やノウハウにたどり着いていないことが本当にもったいないと感じました。
そこで起きたアツいディスカッションをもう一度意図的に起こしたい、という想いをこじらせて今回開催に至りました。
What
聴衆型の勉強会は社内外に多いので、今回は対話型の勉強会にしました。
Where
テーマ的にセンシティブな内容を含む可能性が強く、そこを気にしてディスカッションをシュリンクさせたくないので今回は社内勉強会として開催しました。
Who
今回の勉強会でメインターゲットにしたのは、勉強会や本などからインプットしたことを現場で実践する・実践しようとする人たちです。
How
コードレビューをテーマにしたライトニングトークを募集。
当日なぐりこみOKで特にとりまとめもせず、当日集まったものを順番でLT。
ライトニングトークを媒介に場を盛り上げた後は、Scrum Master's Night形式のディスカッションを採用(この形式の勉強会をやってみたかった)。
テーマであるコードレビューについて話したいトピック・聞いてみたいトピックを付箋に書いてもらい、内容を説明しながらホワイトボードに貼っていってもらう。
出尽くしたところで、「これいいな!」と思ったトピックにドット投票をしてもらい、票の多いトピックから時間の許す限りディスカッションする形式で進行しました。
ふりかえりKPT
Keep
- 「極力楽に運営する」という姿勢をスコープとして固定した
- 各地方拠点(北海道・仙台・大阪)とスムーズにやりとりができてよかった
- 想定よりもディスカッションがかなり白熱した
- 勉強会に出て「持ち帰りがあった」割合が多かった
- Tryにできるコードレビューパターンが多く見つかった
- 運営者が一番楽しんだ
- Tech Talkとのコラボレーションができた
Problem
- ライトニングトークに時間制限がなかった
- ちょっと終了時間が押してしまった(盛り上がったからだけど)
- ふりかえりのアウトプットを形として残せなかった
Try
- さんま力(トークファシリテーション)に磨きをつける
- ワールドカフェ形式でふりかえりをアウトプットする
やってみてどうだったか
Learn(学んだこと)をGenba(現場)に活かすことができることが理想です。
基本一方通行なインプットをする機会は多く存在するため、今回はそこで学んだことを実際に現場で実践する部分をターゲットに勉強会を開催しました。
いきなりそんなにうまくはいかないだろうと期待はしていなかったのですが、予想以上に議論は白熱してとてもいい勉強会になったと自負しています(内容自体については別記事で紹介予定)。
ライトニングトーク中は聞いてるだけで大人しかった参加者のみんなも、自分たちの現場のストーリーを話しだすと饒舌になっていました。よくよく考えてみると、そもそもみんな想いを持っているから集まっているのであって、それを出し合う場・仕組みをつくってあげるだけで盛り上がるのは当然でした。たったの2時間あまりの時間で、本当にたくさんの学びがうまれました。
こんなに楽なことはない!
久しぶりに運営して心からよかったと思える勉強会になりました。
社内外に関わらず得た学びを現場で活かす。
それを現場同士で結びつけて、次の学びにつなげる。
具体的に言うと、Tech Talkや社外の勉強会でみんなが得た学びを現場で実践した頃合いを見計らって、お互いの事例を今回のような場を設けて共有し合う。もっといい現場改善につながり、それを成果としてTech Talkや社外の勉強会で発表してもらう。
この学びのフィードバックループがぐるぐるまわりはじめると、面白いことになるんじゃないかとワクワクしています。
でも期待しません、勝つまでは。
ということでやってよかったので、今回MVPでTryしてみた勉強会をDev楽と銘打って不定期でまわしてみようと思います。
無理をしない・楽をする、そして最高に楽しいがモットーなので、Continuousなペースでの開催になりますが、盛り上げてくれればすぐに調子に乗るタイプなので、取り上げて欲しいテーマがある方はのせてください。
また、無理に社内に閉じようとは考えていません。ぜひ機会があれば一緒に胸ぐらつかみ合って学びましょう。
楽にいこうぜ!