学び方を学んできたよ! #devlove
毎度お世話になっているDevLove主催の学び方を学ぶ~オブジェクト指向の設計と実装を学ぶ~に参加してきました。
"学ぶ"と聞くと学生時代の印象が強いですが、
私は社会人3年目の今が人生で一番学んでいる気がします。
勉強会に参加したり、本を読んだり、実際に体験したり、私たちのまわりにはとにかくたくさんの学ぶ機会があります。特に私たちのような技術職は学ぶことこそが仕事と言っても過言でないほどのInputとそこからくるOutputによって対価を得ています。
それでか学ぶ機会が多いにも関わらず、よく考えると学んだことはあっても学び方を学んだことはなかったです。
これはひょっとしたらとってももったいないことをしているのでは?と思い、今回参加してきました。
#devlove 学んでもらい方を学びたいなー
— takao.oyobeさん (@TAKAKING22) 9月 12, 2012
そして、ついでにせっかくなので自分だけでなくもっとまわりを巻き込んで、
学んでもらうコツも学びたいなーなんて思ったりも。
学習パターン
学習パターンは、一言で言うならば学び方のコツを抽出したものです。
学ぶという行為自体が抽象的でヒトに依存しているように思われがちであるため、他人の効率的な学び方を流用することがされにくかった。しかし、その学び方をパターン化して名前をつけることで他人が認識できるようになりました。
この学習パターンは、始めは学生の学び方の支援を目的として井庭先生と有志の学生によって作られたものが起源です。その後もそのPRJは続いていて、半年に1冊くらいのペースでいろんな学習パターンがまとめられているそうです。
# 上記のサイトにPDFであがっているものもあるのでぜひご覧下さい!!
最初は学生向けに配布したものでしたが、Web公開していたところソフトウェア業界を中心に一気に盛り上がったそうです。
とても興味深かったのが実際に学習パターンを作成して行く過程です。
その一連の過程を1000倍速でまとめられた動画があり、様子がとても伝わります。
誰もが使えるパターンにするために、ある特定の経験からパターン化するのではなく、全体からkj法などを利用して細かい部分に落としていく作業を行っているため1つ1つのパターンが作られるまでに多くの時間が使われているそうです。
学び方を学ぶということ
学習パターンはマニュアルではありません。マニュアルではないので、その通りにやればうまくいくという単純なものではないのです。
状況に合わせてパターンを選択して組み合わせることが大切です。ゼロベースではないので学びの初心者でも洗練されたやり方を参考に効率的な学びが実現できます。
難しく聞こえますが、自然と誰もがやっていることなのかなと思いました。
最初はやり方がわからなかった仕事も、先輩に教えてもらったり先輩の仕事を見て盗みながら、自分の中のパターンを増やしていってどんどん効率的にしていきます。その自然にやっていることを体系立ててまとめておくことで、どんな状況でも効率的に学ぶ手助けをしてくれるものだと理解しました。
前述のとおり学びの多い私たちは、とりわけ学び方を学ぶといいことが多いですね!
面白かったことがいくつかあったので簡単にまとめます。
Writers Workshop
やっぱり井庭先生のブログを読めば一発なのでリンクを貼らせていただきます。
簡単にまとめると、著者以外のヒトが集まって題材となるコンテンツについてディスカッションするワークショップ。著者の意図やまとめ方についてポジティブにディスカッションする。その間著者は発言してはならない。
書き手も読み手を意識して書くようになるし、読み手も本気で理解しようとするので面白いワークショップだと思いました。
学習パターン実践編
また、井庭先生の後に学習パターン実践編として発表された増田さんのお話もとても面白かったのでご紹介させていただきます。
現場に生かす
今日お話を聞きながら現場ですぐに生かしたいことがちらほら思い浮かびました。
#devlove 個人的なTryだけど、ストーリーの書き方のパターンをつくってみよーっと
— takao.oyobeさん (@TAKAKING22) 9月 12, 2012
最近の私のチームのホットなトピックがストーリーの書き方についてです。
自分達が書いてきたストーリーやWebや本に転がっている実例がたくさんあるので、パターンにまとめてみたら面白そうな気がしています。
#devlove 「Writers Workdshop」同じように他人が書いたコードや要件定義を、他人が説明する(書いた本人は発言禁止)レビューとか面白いんじゃないか
— takao.oyobeさん (@TAKAKING22) 9月 12, 2012
上記で説明したWriters Workdshopもコードレビューや要件定義や設計フェーズでやってみたら多くの気づきがあるレビューになると思いました。
このあたりやってみたら別途ブログで紹介させていただこうと思います。
今回題材となった学習パターンを体験的に学ぶことができる「学びの対話ワークショップ」を近々DevLoveで企画して下さるとのこと。そうでなくても自分達でやってみたいと思います。
スクラムプロダクトオーナー勉強会に参加してきた #postudy
第16回スクラムプロダクトオーナー勉強会に参加してきました。
会場が楽天タワー2号館である関係で、最近運営のお手伝いをさせていただいている本勉強会。スクラムマスターやスクラム自体の勉強会は多く開催されていますが、プロダクトオーナーにフォーカスを当てた勉強会は珍しいように感じます。
@fullvirtueさんが主催しており、1ヶ月に1回の開催ペースで、毎回初参加の方が多い参加しやすい勉強会ですのでぜひ興味がある方はのぞいてみてください。
第16回のテーマはMoving Motivators
# 私もAgile2012で彼のセッションに参加してきました
Moving Motivators
Moving Motivatorsについては以下のエントリが参考になると思います。
今回の勉強会では、まず最初にモチベーションとは何なのかを各チームで話しました。普段何気なく使っている言葉「モチベーション」ですが、 他の方と話し合ってみると微妙に認識が違って面白かったです。
以下はその中ででたものの抜粋です。
- 行動するきっかけ
- やる気
- やる気を行動にうつすためのベクトル(量と向きがある)
- 行動のコアとなる部分
- 不安定になるもの
ここからMoving Motivatorsの簡単な手順を説明します。
モチベーションの源泉となる10枚のカードを使います。
- CURIOSITY(好奇心を満たす)
- HONOR(名誉)
- ACCEPTANCE(周囲から受け入れられる)
- MASTERY(熟練度)
- POWER(影響力)
- FREEDOM(自由)
- RELATEDNESS(人とのつながり)
- ORDER(秩序)
- GOAL (成し遂げること)
- STATUS(地位)
まず最初に、カードを自分の中での重要度順に並べます。右端がもっとも重要なもので、左にいくにつれて重要度は下がっていきます。次のステップで上下に動かすので、写真のように一列に並べるのがいいでしょう。
コツとしては、まずざっと並べてしまった上で、ケースを思い浮かべながら並べ替えていくのがよいと思います。例えば、「自分が昇進していいポジションにつくよりも、人とのつながりを大事にしてみんなで仲良く仕事したいなー」のように。
あくまで自分にとっての重要度なので、あまり考え過ぎずにワークしている人と並べる過程での考え方を話しながら行うと盛り上がると思います。
次に何か転機を想定しましょう。
「会社を転職することになった」
「上司が変わった」
などなんでもOK です。
その変化によって自分の並べたモチベーションにどのような変化をもたらすのかを考えてみましょう。変化によっていい影響を及ぼすものを上に、悪い影響を及ぼすものを下にカードの位置を変えてみて下さい。
位置の変更は、人に依るのであくまで自分の考えでOKです。例えば、
「転職すると、今よりはやりたいことできる職につけるから自由度は上がりそう」
「転職すると、今より余計な仕事が増えて自由度は下がりそう」
のように考え方によって変わるでしょう。
これも先ほどと同じくワークしている人と考える過程を話しながら行うと盛り上がります。
このワークを通して、
- 自分のモチベーションの源泉がどこにあるのか
- 変化によって自分のモチベーションがどう変化するのか
を知ることができます。自分でも意外な一面が見つかるかもしれません。
また、同時に一緒にワークした人がどのように考えるのかを知ることもできます。
今回の勉強会では、Appeloのワークショップに少しアレンジを加えて、チーム毎に1つの会社と会社の転機を想定した上でMoving Motivatorsを行いました。
ワークショップを通してモチベーションとはどういうものかを改めて考えることができました。以下が各チームで出た答えをまとめたものです。
- モチーベーションにはチーム・個人・状況の3つのフィールドがあり、それぞれが影響し合っている。ワークショップをする前はモチベーションはある程度固定化されているものだと思っていたが、転機(人の関係や状況の変化)によってモチベーションも変化することがわかった。
- 気持ちのコアがモチベーションであると定義。
気持ちなので、人によってコアにする部分は当然違う。そして、転機(状況の変化)によって優先順位が変化しコアも移動する。したがってモチベーションは変化して行くものである。 - モチベーションは捉え方によって変動し、他に影響されやすいものである。
また、他人からは見えにくいものなので、必要に応じて表現したりコントロールする努力が必要がある。 - 人によって転機をチャンスととるかピンチととるかが違う。
チャンスととる人 ⇒ 素直な欲求(あるべきもの)が表れている
ピンチととる人 ⇒ 本音が表れている - ワークショップによってモチベーションが余計わからなくなった。同じことでも受け取り方などは人それぞれである。また、モチベーションはアクションと連動する。
このワークショップは、自分が実際に働いているチームのメンバーやマネージャとワークショップをするのが面白いと思います。彼らのモチベーションの源泉と、変化によるモチベーションの変化のし方を知ることで相互理解が進みそうな気がします。
最後に
私はワークショップをしている最中にAppeloにつぶやいてみました。
@jurgenappelo Hi! I heard your session in Agile2012. We are doing your workshop, Moving Motivators, in Japan just now!! via.me/-4uajxcq
— takao.oyobeさん (@TAKAKING22) 9月 7, 2012
するとすぐに彼はリプライをくれました。
Motivating Japan! :-) RT @takaking22: We are doing your workshop, Moving Motivators, in Japan just now!! via.me/-4uajxcq
— Jurgen Appeloさん (@jurgenappelo) 9月 7, 2012
モチベーションについてあまり深く考えたことはありませんでしたが、ワークショップを通して自分やメンバーのモチベーションについて考えるきっかけになりました。
改善や行動も変化の一つであり、その変化はモチベーションにも影響を与えます。あなたがチームを、現場を、あるいは世界を変えたいと思うのであれば一度ワークショップをやってみると何かが見つかるかもしれません。
Motivating Japan!
Agile2012がはじまりました!
現地時間8月13日いよいよAgile2012がはじまりました。
ホテル内を移動して行くと・・・
だんだん人が集まってきます。
自分は前日に済ませてしまいましたが、入り口でRegistrationを終えればそこはもう会場です。
朝食も自由に食べることができ、ここでのコミュニケーションも醍醐味の一つになっています。
フリースペースではOpen Jamなど、飛び込み型である程度自由にセッションがひらかれていてにぎやかです。
そんなこんなでAgile2012はスタートしました。
セッション内容などをしっかりとまとめるのはMANASLINKさんの記事や後日紹介させていただくとして、カンファレンス中は個人的な振り返りや感想をお届けしたいと思います。
まずは初日のKPTです。
Keep
-
心は折れなかった
⇒むしろ楽しくてやばい
- 日本人のいないところに行くよう心がけた
- 事前にサマリーだけでも予習しておくと、英語ができなくてもなんとなくの概要をつかめた
- 素直に「I don't know」と言えばけっこうやさしく教えてくれる
- 「May I sit here?」からはたたみかけると話がつながる
- テキサスでの目的の一つ、ロデオ体験Done
⇒日本の暴れん坊将軍の実力をいかんなく発揮
Problem
- WSの話し合いにはほとんど参加できない(英語力的な意味で)
- 予習が足りない
Try
- 前日に次の日のセッションの予習の時間をつくる
初日はワークショップばかりでした。
やはり言語の壁は厚く、講義形式はまだしもコミュニケーションが必須なワークショップは相当の英語力が無い限りつらいものがあります。毎年その壁に苦しむ方が多いと聞いていました。
自分自身も例外にもれずやはりワークショップ内での会話になかなか参加できませんでしたが、心は折れませんでした。何より悔しい思いでいっぱいでした。来年までに英語をネイティブと話せるレベルにまであげようと誓いました。
そして悔しい以上に、楽しかったです。
よくプレゼンテーションはインターラクティブなものだと聞きますが、海外のカンファレンスでは実体験で知ることができます。プレゼンテーション中もスピーカーとオーディエンスがコミュニケーションしながらセッションを作り上げます。単純な話し手/聞き手の関係性を保つのではなく、その場にいる全員がセッションの目的に向かって参加します。ワークショップでも彼らはガチです。本気で意見を出し合い、ゴールに向かいます。
なんていうのか、純粋なんだなーと感じました。何もかもが大きいからなのか、小さなことを気にせずに本来の目的に向かって一番自然な選択をしているように感じました。このあたりはもうちょっとまとめて帰国後に何かのアウトプットにしたいと思います。
とにかく楽しいです。
やれることには何でも首をつっこんで、得られるものは何でも得るつもりで残り期間も突っ走ります。
最後に初日をつっ走った成果を少しだけ。
via [8/13] Agile Conference恒例のパーティナィ!ICE BREAKER RECEPTION – Agile2012 現地レポート(8)
アジャイル2012へ参加します!!
Agile2012参加のために来たここテキサスの地にて、満を持してブログを始めさせていただきます。(ブログへの想いやもろもろについてはまた後日書かせて下さい)
MANASLINKさんで、Agile2012参加レポートを書かせていただいていますのでそちらもぜひご覧下さい。ブログでは、レポートとは違ってもうちょっと個人色の強い内容を書きたいと思っています。
さて、今回Agile2012に参加するにあたって初めて海外旅行のもろもろを自分で行うことになりました。
Expediaを利用して格安チケットを購入し、Uniter航空の飛行機でヒューストン経由でダラスへと向かいます。
ブログでは飛行機内の様子を中心にしましょう。
機内の様子はこんな感じです。
お気づきの通りエコノミーでも各席前方にタッチパネルが存在し、映画・音楽・ドラマ・ゲームを楽しむことができます。種類は洋画中心で多くないですが、まだ見ていなかったテルマエ・ロマエを見ることができました。
音楽もBon JoviやGreen Dayなど洋楽中心のラインナップ。
隣の席のアメリカ人の女の子とチェスで戦って負けました。
(とにかく時間をつぶすことができるってことをアピールするためにいろいろ撮影しておきました。)
そんなこんなをしている内に経由地のヒューストンについたのですが・・・
悪天候によるダイヤの乱れもあって着陸までにうずまきを描いてようやく着陸することができました。
ついに邪道アジャイルサムライがアメリカはヒューストンの地に!!
そんなヒューストンで真っ先に買ったものはレッドブル!!
見た目は似ていますが成分が違うのか日本のものと味が違います。
しかも日本ではカロリーゼロなこの色のレッドブルもなぜかちょっとだけカロリーありました。
そんなヒューストンで国内線に乗り継ぎ、
約1時間でダラスへと到着しました。
海外旅行も初心者!
英語も怪しい!
こんな私でもやってみれば意外となんとかなるもんです。
ホテルの様子もご紹介したいのですがそれはまた明日!