邪道(旧)

歌って踊れるエンジニアの叫び

【SME26】 達人出版会よりサムライ・エピソードが発売されました

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本日 2012年9月14日、達人出版会さんよりサムライエピソードが発売されました。

サムライエピソードとは、日本のアジャイラー総勢26名が現場で経験した成功・失敗を生々しく綴ったライブログとも言える一冊です。 

実際の体験をリアルに綴っているので、日本のアジャイルな現場でどんな戦い(?)や修行が繰り広げられているのかを知ることができます。How To本とはまた違った気づきを得ることができるかもしれません。

今まさに現場で挑戦している方や興味を持っている方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。

サムライ・エピソード
サムライ・エピソード【電子書籍
26人のサムライ達
達人出版会
発行日: 2012-09-14
対応フォーマット: EPUB, PDF

 

私も一つの章を執筆させていただきました。

明日のXP祭り2012発表させていただく内容も一部含んでいますが、私も例にもれなく現場での体験をもとに書かせていただきました。

 

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※ちなみにSME26は勝手に私が言っているだけで正式なグループ名でもなければ、どこからの劇場で活動しているわけではありません。

とりまとめをしてくださった@HIROCASTERさんが中心となって、勉強会などで有志を募って集まった26名のサムライ達です。

今回本ができあがるまではGitやFacebookを使ってやりとりをするという面白いプロセスを踏んでいたりします。

 

達人出版会さんなので電子書籍での販売です。
Kobo Touchなんかで見るといいんじゃないかなー(ステマ)。

 

【参考リンク】

XP祭り2012で「How to change our world ~楽天の開発現場からのアジャイル改善事例~」を発表します #xpjug

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いよいよ明日、XP祭り2012 ~ソーシャルチェンジ!~が開催されます。

XP祭り初参加でいきなり1枠セッションを持たせてもらうという幸せものですが、精一杯楽しんできたいと思います。

 

A-7 How to change our world ~楽天の開発現場からのアジャイル改善事例~【講演】

 

我々をとりまく世界は、日々大きく変化をしています。変化を抱擁して現実とのギャップを埋めていかなければならない我々の開発現場では、アジャイル開発の必要性がますます高まっています。そのニーズに呼応するかのように、最近のアジャイル界隈のホットトピックは、マネジメントやビジネスなど大きな分野へと広がっています。

このセッションでは、そんなアジャイルムーブメントの原点である開発現場にフォーカスを当てます。楽天という大きな組織の中でアジャイル1周年を迎えた1エンジニアが、開発現場のリアルをご紹介させていただきます。

What is Agile

アジャイルを知ってから1年間の開発現場のリアルを追います。

How to change our world

1ヶ月間でチームがどう変化したのか実例をご紹介します

 

今回のXP祭りのテーマは、ソーシャルチェンジ!

この1年間は、私も現場もまさにチェンジ!の連続でした。

実際の開発現場の話を中心にしていますので、アジャイルに興味がある・無しに関わらず楽しんでいただける内容だと思います。

興味を持って勉強会に行き初めて約一年、ずっと参加したかったXP祭りで発表をさせていただくことは私にとって集大成となります。

 

また、Agile2012に一緒に参加させていただいた伊藤さんが、A-5 一歩=∞ ~Agile2012参加報告~【講演】という発表をします。個人的にも楽しみですが、Agile2012の雰囲気を味わいたい方はぜひご参加ください。

 

明日、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

学び方を学んできたよ! #devlove

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毎度お世話になっているDevLove主催の学び方を学ぶ~オブジェクト指向の設計と実装を学ぶ~に参加してきました。

"学ぶ"と聞くと学生時代の印象が強いですが、
私は社会人3年目の今が人生で一番学んでいる気がします。

勉強会に参加したり、本を読んだり、実際に体験したり、私たちのまわりにはとにかくたくさんの学ぶ機会があります。特に私たちのような技術職は学ぶことこそが仕事と言っても過言でないほどのInputとそこからくるOutputによって対価を得ています。

それでか学ぶ機会が多いにも関わらず、よく考えると学んだことはあっても学び方を学んだことはなかったです。

これはひょっとしたらとってももったいないことをしているのでは?と思い、今回参加してきました。

そして、ついでにせっかくなので自分だけでなくもっとまわりを巻き込んで、
学んでもらうコツも学びたいなーなんて思ったりも。

 

学習パターン

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学習パターンは、一言で言うならば学び方のコツを抽出したものです。
学ぶという行為自体が抽象的でヒトに依存しているように思われがちであるため、他人の効率的な学び方を流用することがされにくかった。しかし、その学び方をパターン化して名前をつけることで他人が認識できるようになりました。

この学習パターンは、始めは学生の学び方の支援を目的として井庭先生と有志の学生によって作られたものが起源です。その後もそのPRJは続いていて、半年に1冊くらいのペースでいろんな学習パターンがまとめられているそうです。

# 上記のサイトにPDFであがっているものもあるのでぜひご覧下さい!!

最初は学生向けに配布したものでしたが、Web公開していたところソフトウェア業界を中心に一気に盛り上がったそうです。

 

とても興味深かったのが実際に学習パターンを作成して行く過程です。
その一連の過程を1000倍速でまとめられた動画があり、様子がとても伝わります。 

誰もが使えるパターンにするために、ある特定の経験からパターン化するのではなく、全体からkj法などを利用して細かい部分に落としていく作業を行っているため1つ1つのパターンが作られるまでに多くの時間が使われているそうです。

 

学び方を学ぶということ

学習パターンはマニュアルではありません。マニュアルではないので、その通りにやればうまくいくという単純なものではないのです。

状況に合わせてパターンを選択して組み合わせることが大切です。ゼロベースではないので学びの初心者でも洗練されたやり方を参考に効率的な学びが実現できます。

難しく聞こえますが、自然と誰もがやっていることなのかなと思いました。
最初はやり方がわからなかった仕事も、先輩に教えてもらったり先輩の仕事を見て盗みながら、自分の中のパターンを増やしていってどんどん効率的にしていきます。その自然にやっていることを体系立ててまとめておくことで、どんな状況でも効率的に学ぶ手助けをしてくれるものだと理解しました。

前述のとおり学びの多い私たちは、とりわけ学び方を学ぶといいことが多いですね!

 

面白かったことがいくつかあったので簡単にまとめます。

 

Writers Workshop

やっぱり井庭先生のブログを読めば一発なのでリンクを貼らせていただきます。

簡単にまとめると、著者以外のヒトが集まって題材となるコンテンツについてディスカッションするワークショップ。著者の意図やまとめ方についてポジティブにディスカッションする。その間著者は発言してはならない。

書き手も読み手を意識して書くようになるし、読み手も本気で理解しようとするので面白いワークショップだと思いました。

 

学習パターン実践編

また、井庭先生の後に学習パターン実践編として発表された増田さんのお話もとても面白かったのでご紹介させていただきます。

学習パターンを、実際のオブジェクト指向での設計/実装の話と結びつけて話されており、エンジニアは必見です!!
参考図書もたくさん紹介していただきました。

 

現場に生かす

今日お話を聞きながら現場ですぐに生かしたいことがちらほら思い浮かびました。

最近の私のチームのホットなトピックがストーリーの書き方についてです。

自分達が書いてきたストーリーやWebや本に転がっている実例がたくさんあるので、パターンにまとめてみたら面白そうな気がしています。

上記で説明したWriters Workdshopもコードレビューや要件定義や設計フェーズでやってみたら多くの気づきがあるレビューになると思いました。

このあたりやってみたら別途ブログで紹介させていただこうと思います。

 

今回題材となった学習パターンを体験的に学ぶことができる「学びの対話ワークショップ」を近々DevLoveで企画して下さるとのこと。そうでなくても自分達でやってみたいと思います。

踊る大捜査線にみた組織論

組織論なんて大々しく書いていますが、単に土曜日プレミアムで踊る大捜査線THE MOVIE 2を久しぶりに見て感動しただけです。

映画の紹介を改めてする必要は無いかもしれませんが少しだけ。
フジテレビのテレビドラマ「踊る大捜査線」の劇場版第二作目である本作。2003年7月19日に公開されると同時に大ヒットをし、2012年現在においても邦画の実写映画としては最高の興行収入を記録しています。

踊る大捜査線では全作を通して現場と組織上層部の葛藤が描かれていますが、本作では特に色濃く物語の真相に関わっていたように感じました。

 

ということで、映画の中で出てきた名言と共に、私のようなぺーぺーが考える組織に触れてみます。

 

”リーダーが優秀なら組織も悪くない

犯人グループが犯行に及んだ原因の一つに、現代の中央集権型の組織構造に嫌気がさしたことが挙げられます。そのため彼らは上下にのびていく組織ではなく、各々の判断で動く横にのびる新しい組織を作って犯行に及びました。そんな彼らに対して青島刑事が放った台詞です。

どちらの組織がいいのかは私にはわかりません。
しかし、どんな組織にいようと中にいる1人1人のヒトが何より大事であることには変わらないと思います。私はこの言葉並びの意味自体よりも、青島刑事がリーダー(室井さん)を心から信頼していることが表れていることに感動を覚えました。リーダーであろうとなかろうと、組織の中にいる1人1人のヒトの重要性と、自分もその1人であることを忘れていはいけないと思います。

なんとなくですが最近読ませていただいた上記のエントリーが思い浮かびました。

"One for All"は日本人は得意ですが、"All for One"も忘れてはならないと思います。 

 

”現場の君たちを信じる

室井さんが捜査本部の指揮をとることになった際、全捜査官に向けて発した台詞です。

任せられる方はもちろんですが、それ以上に任せる方は勇気がいります。私が彼の部下であったら、この言葉をもらったら余計なことを考えずに正しいと思うことができる気がします。

室井さんが来る前の本部の管理官のように管理することでマネジメント(うまくいかせる)しがちですが、一方で室井さんのように任せるマネジメントもあります。

どちらかしか選択肢を持たないのではなく、さまざまな状況の変化にあわせて任せるところは任せて締めるところは締めるような器用なマネジメントが現代には求められているのかもしれません。

 

”責任をとる、それが私の仕事だ!

現場を信頼した捜査を行った結果、上層部から釘を刺された室井さんが上層部に対して発した言葉です。

この言葉を聞いて私の上司がある席でふと話した言葉を思い出しました。

 私はものをつくることはできない。
 だから、ものをつくることのできるメンバーを尊敬している。
 私ができることは彼らを信頼することと責任をとることだけよ。 

目から鱗です。

 

”警察を・・・任せたぞ

実は本作が和久さん役のいかりや長介さんの遺作となりました。そしてこのシーンは、映画のそしていかりやさんのラストシーンとなりました。

直接的に描かれることはなかったですが、和久さんも若かりし頃は組織の上層部と戦いながら自分の信念を貫いていたようでした。自分にとって一番大事な信念を任せることができる後輩を育ったことは彼の残した成果の一つと言っていいでしょう。
組織において教育は大事な要素の一つです。我々のようなものづくりに近い職業に撮っては、ノウハウやスキルだけでなく、想いや信念といったメンタル面の教育こそが最大の課題でしょう。
 
生意気にも組織について書かせていただきました。
しかし、その生意気な我々も組織の一員であり、次代の組織を担っていく存在でもあります。役割を気にすることなく、本当にいいものを追い求めて意見をぶつけ合うことが組織にとっても重要なのかもしれません。
 
おまけ
以前勉強会でも生意気な発表をさせていただいていました。

こんな本もありました。

踊る大捜査線に学ぶ組織論入門

踊る大捜査線に学ぶ組織論入門
著者:金井寿宏
価格:1,575円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

 

スクラムプロダクトオーナー勉強会に参加してきた #postudy

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第16回スクラムプロダクトオーナー勉強会に参加してきました。

会場が楽天タワー2号館である関係で、最近運営のお手伝いをさせていただいている本勉強会。スクラムマスターやスクラム自体の勉強会は多く開催されていますが、プロダクトオーナーにフォーカスを当てた勉強会は珍しいように感じます。

@fullvirtueさんが主催しており、1ヶ月に1回の開催ペースで、毎回初参加の方が多い参加しやすい勉強会ですのでぜひ興味がある方はのぞいてみてください。

第16回のテーマはMoving Motivators 

How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜
How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜【電子書籍
Jurgen Appelo, 前川哲次(翻訳), 川口恭伸(翻訳), 吉羽龍太郎(翻訳)
達人出版会
発行日: 2012-07-13
対応フォーマット: EPUB, PDF
 今回のテーマは、最近日本語版も発売されたHow to Change the Worldの著者であるJurgen Appelo(ゆるげんあぺろ)がAgile2012で行ったWorkshopであるMoving Motivatorsでした。

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# 私もAgile2012で彼のセッションに参加してきました 

Moving Motivators

Moving Motivatorsについては以下のエントリが参考になると思います。

今回の勉強会では、まず最初にモチベーションとは何なのかを各チームで話しました。普段何気なく使っている言葉「モチベーション」ですが、 他の方と話し合ってみると微妙に認識が違って面白かったです。

以下はその中ででたものの抜粋です。

  • 行動するきっかけ
  • やる気
  • やる気を行動にうつすためのベクトル(量と向きがある)
  • 行動のコアとなる部分
  • 不安定になるもの

ここからMoving Motivatorsの簡単な手順を説明します。

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モチベーションの源泉となる10枚のカードを使います。

  • CURIOSITY(好奇心を満たす)
  • HONOR(名誉)
  • ACCEPTANCE(周囲から受け入れられる)
  • MASTERY(熟練度)
  • POWER(影響力)
  • FREEDOM(自由)
  • RELATEDNESS(人とのつながり)
  • ORDER(秩序)
  • GOAL (成し遂げること)
  • STATUS(地位)  

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まず最初に、カードを自分の中での重要度順に並べます。右端がもっとも重要なもので、左にいくにつれて重要度は下がっていきます。次のステップで上下に動かすので、写真のように一列に並べるのがいいでしょう。

コツとしては、まずざっと並べてしまった上で、ケースを思い浮かべながら並べ替えていくのがよいと思います。例えば、「自分が昇進していいポジションにつくよりも、人とのつながりを大事にしてみんなで仲良く仕事したいなー」のように。

あくまで自分にとっての重要度なので、あまり考え過ぎずにワークしている人と並べる過程での考え方を話しながら行うと盛り上がると思います。

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次に何か転機を想定しましょう。

「会社を転職することになった」
「上司が変わった」
などなんでもOK です。

その変化によって自分の並べたモチベーションにどのような変化をもたらすのかを考えてみましょう。変化によっていい影響を及ぼすものを上に、悪い影響を及ぼすものを下にカードの位置を変えてみて下さい。

位置の変更は、人に依るのであくまで自分の考えでOKです。例えば、
「転職すると、今よりはやりたいことできる職につけるから自由度は上がりそう」
「転職すると、今より余計な仕事が増えて自由度は下がりそう」
のように考え方によって変わるでしょう。 

これも先ほどと同じくワークしている人と考える過程を話しながら行うと盛り上がります。

 

このワークを通して、

  • 自分のモチベーションの源泉がどこにあるのか
  • 変化によって自分のモチベーションがどう変化するのか

を知ることができます。自分でも意外な一面が見つかるかもしれません。
また、同時に一緒にワークした人がどのように考えるのかを知ることもできます。

 

今回の勉強会では、Appeloのワークショップに少しアレンジを加えて、チーム毎に1つの会社と会社の転機を想定した上でMoving Motivatorsを行いました。

ワークショップを通してモチベーションとはどういうものかを改めて考えることができました。以下が各チームで出た答えをまとめたものです。

  • モチーベーションにはチーム・個人・状況の3つのフィールドがあり、それぞれが影響し合っている。ワークショップをする前はモチベーションはある程度固定化されているものだと思っていたが、転機(人の関係や状況の変化)によってモチベーションも変化することがわかった。
  • 気持ちのコアがモチベーションであると定義。
    気持ちなので、人によってコアにする部分は当然違う。そして、転機(状況の変化)によって優先順位が変化しコアも移動する。したがってモチベーションは変化して行くものである。
  • モチベーションは捉え方によって変動し、他に影響されやすいものである。
    また、他人からは見えにくいものなので、必要に応じて表現したりコントロールする努力が必要がある。
  • 人によって転機をチャンスととるかピンチととるかが違う。
    チャンスととる人 ⇒ 素直な欲求(あるべきもの)が表れている
    ピンチととる人 ⇒ 本音が表れている
  • ワークショップによってモチベーションが余計わからなくなった。同じことでも受け取り方などは人それぞれである。また、モチベーションはアクションと連動する。

このワークショップは、自分が実際に働いているチームのメンバーやマネージャとワークショップをするのが面白いと思います。彼らのモチベーションの源泉と、変化によるモチベーションの変化のし方を知ることで相互理解が進みそうな気がします。

 

最後に

私はワークショップをしている最中にAppeloにつぶやいてみました。

 するとすぐに彼はリプライをくれました。

モチベーションについてあまり深く考えたことはありませんでしたが、ワークショップを通して自分やメンバーのモチベーションについて考えるきっかけになりました。

改善や行動も変化の一つであり、その変化はモチベーションにも影響を与えます。あなたがチームを、現場を、あるいは世界を変えたいと思うのであれば一度ワークショップをやってみると何かが見つかるかもしれません。 

Motivating Japan! 

 

 

Agile2012がはじまりました!

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現地時間8月13日いよいよAgile2012がはじまりました。

 

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ホテル内を移動して行くと・・・

 

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だんだん人が集まってきます。

 

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自分は前日に済ませてしまいましたが、入り口でRegistrationを終えればそこはもう会場です。

 

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朝食も自由に食べることができ、ここでのコミュニケーションも醍醐味の一つになっています。

 

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フリースペースではOpen Jamなど、飛び込み型である程度自由にセッションがひらかれていてにぎやかです。

 

そんなこんなでAgile2012はスタートしました。

セッション内容などをしっかりとまとめるのはMANASLINKさんの記事や後日紹介させていただくとして、カンファレンス中は個人的な振り返りや感想をお届けしたいと思います。

 

まずは初日のKPTです。

 

Keep

  • 心は折れなかった
    ⇒むしろ楽しくてやばい

  • 日本人のいないところに行くよう心がけた
  • 事前にサマリーだけでも予習しておくと、英語ができなくてもなんとなくの概要をつかめた
  • 素直に「I don't know」と言えばけっこうやさしく教えてくれる
  • 「May I sit here?」からはたたみかけると話がつながる
  • テキサスでの目的の一つ、ロデオ体験Done
    ⇒日本の暴れん坊将軍の実力をいかんなく発揮 

Problem

  • WSの話し合いにはほとんど参加できない(英語力的な意味で)
  • 予習が足りない

Try

  • 前日に次の日のセッションの予習の時間をつくる

 

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初日はワークショップばかりでした。

やはり言語の壁は厚く、講義形式はまだしもコミュニケーションが必須なワークショップは相当の英語力が無い限りつらいものがあります。毎年その壁に苦しむ方が多いと聞いていました。

 

自分自身も例外にもれずやはりワークショップ内での会話になかなか参加できませんでしたが、心は折れませんでした。何より悔しい思いでいっぱいでした。来年までに英語をネイティブと話せるレベルにまであげようと誓いました。

 

そして悔しい以上に、楽しかったです。

よくプレゼンテーションはインターラクティブなものだと聞きますが、海外のカンファレンスでは実体験で知ることができます。プレゼンテーション中もスピーカーとオーディエンスがコミュニケーションしながらセッションを作り上げます。単純な話し手/聞き手の関係性を保つのではなく、その場にいる全員がセッションの目的に向かって参加します。ワークショップでも彼らはガチです。本気で意見を出し合い、ゴールに向かいます。

 

なんていうのか、純粋なんだなーと感じました。何もかもが大きいからなのか、小さなことを気にせずに本来の目的に向かって一番自然な選択をしているように感じました。このあたりはもうちょっとまとめて帰国後に何かのアウトプットにしたいと思います。

とにかく楽しいです。

やれることには何でも首をつっこんで、得られるものは何でも得るつもりで残り期間も突っ走ります。

 

最後に初日をつっ走った成果を少しだけ。 

 via [8/13] Agile Conference恒例のパーティナィ!ICE BREAKER RECEPTION – Agile2012 現地レポート(8)

 

Let's go Rangers!!

テキサス2日目。

適応能力だけは高い自分はジェットラグも食べ物にも悩まされること無くなく2日目を迎えました。

 

前乗りしたものだけの特権ということで、テキサスレンジャーズの試合を見に行きました。

「きっと運がいいからダルビッシュが投げる日になる!」

なんてほざいていたら、

 

ダルビッシュ、次回登板は13日 タイガースと3度目via 47NEWS

 

Oh, god…!!

 

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ホテルから車で30分ほどのアーリントンにレンジャーズ・ボールパークはあります。

いい天気だったので40度近い気温がありましたが、日本と違い湿気は少ないので純粋な暑さを感じました。

 

8/13/12 - 13

球場の中は、エンターテイメントパークのようで、野球を見に来る場所というよりは野球を見ることを楽しむための場所という印象を受けました。売店やグッズショップなどが建ち並び、多くの人が試合中もショッピングを楽しんでいました。

 

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中でも驚いたのは、レンジャーズのTシャツやユニフォームを着た人の多さでした。みんな何かしらのレンジャーズグッズを身につけており、日常的にきている人が多いのだろうと予想できます。

 

8/13/12 - 15
球場は日本の球場よりも収容人数が多いにも関わらず、グランドまでの距離が近く感じます。

 

8/13/12 - 11
いざ試合が始まってみても、ダルビッシュがすぐそこにいるように感じました。

彼はアメリカでも大きく見えました。彼が三振をとると「Yuuuuuuuu!!!!」とスタジアムが大きな声援で包まれます。愛されているんだな、と感じました。

 

8/13/12 - 7
しっかりとレプリカユニフォームを購入して応援した成果か、試合は見事にレンジャーズが8―3でタイガースに勝利。

 

マダックス兄弟から金言!新型ダルで12勝目-(via Infoseek News)

ダルビッシュも久しぶりの勝利を収めてくれました。

 

貴重な大リーグの試合を感染することができ、野球の試合内容よりも野球を見ることを楽しむという現地の人々の空気を肌で感じることができました。どちらがいいというわけではないですが、日本のそれとはやはり異なるものです。おそらく文章で表現しても伝わらないと思いますのでぜひ機会があれば見に行ってみて下さい。野球好きでなくても楽しめる空間だと思います。

 

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最後はなぜかEAGLES in レンジャーズボールパークで!!