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邪道

歌って踊れるエンジニアの叫び

我々は本当に越境したいのか? #devlove

DevLOVE

この記事はDevLOVE AdventCalendar 2014 「越境」の42日目の記事です。
テーマである「越境」について、考えてみた時に浮かんだ疑問について考えてみたいと思います。

コンテキスト

本題に入る前に私のコンテキストを簡単にご紹介すると、

こんなところです。

そんな私のまわりにある境になりそうなものは、

  • 開発とビジネス
  • 日本語(母国語)と英語
  • 個人と会社
  • コミュニティと会社
  • スペシャリストとゼネラリスト

あたりでしょうか。 

越境っていいことなの?

ここから本題です。

越境はすごくいいことであると述べられることが多いが、私はそうとは限らないと思っています。なぜなら蛮族(ヒャッハー)でも越境はできます。

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越境はWhy(目的)ではありません。
越境はWhy(目的)を達成するためのHow(手段)の1つに過ぎません。

新しい技術を導入することがWhy(目的)になってしまい、本来あるべきWhy(適切な導入理由)や一緒に考えるべきHow(運用計画)が存在せず、おまけに導入した張本人がそのチームを去って残ったのは荒れ果てたシステムだけだった・・・などどいう世にも恐ろしい越境の悪例を私は何度も見たことがあります。

未来がない越境などしない方がまだマシです。
自分勝手とはいえ明確な目的がある分、蛮族(ヒャッハー)の方がまだマシだとさえ感じます。

“なにを為したいのか”と “どうやって為すのか” はセットで考えないと、不幸な未来が待っているのかもしれません。

越境する人たちはすごい人?

とあるプレゼンをした後の質疑応答で、

「チームに変えられる人はスーパースターだと思うのですが、どうやったら私たちもそうなれますか?」

と質問いただき、

「もし自分がスーパースターならアジャイルやチームビルドに興味を持たなかったでしょう。だってなんでも自分でできちゃうじゃないですか。スーパースターじゃないからチームが必要で、サービスにとってチームがアジャイルになることが必要だと思ったからやってるだけです。」

と応えました。

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私が知っている越境し続ける人たち(ここではチェンジエージェントと呼びます)だと思う皆さんは、越境しようと思って越境しているわけではない気がします。そもそも境だと認識すらしていないからこそチェンジエージェントで居続けられるのでしょう。

とある施策をチームに取り入れようと考えたときに、反対する上司がいるだろうと思って慎重に変化を進めたらむしろその上司が積極的にサポートしてくれた・・・などという経験が私にもあります。境をつくるのも感じるのもたいていは自分自身の中だけで、本当の境は自分が思っているよりも少ないのだとそのとき気づきました。

もし、なにかやりたいことができない理由を「すごい人」「スーパースター」という言葉に変換しているのであれば、本当にできない理由は自分自身の中にあるのかもしれません。

本当に越境したい?

越境がHow(手段)の1つであるということは、越境しなくてもWhy(目的)を達成する手段はあるハズです。

それでも本当に越境したいのでしょうか?

私はどうでもいいと思っています。
「なにを為したいのか」
「どうやって為すのか」
を考えたときに必要だと思ったことをやってきただけで、今後もそれを続けます。やってきたことが越境だったとしてもそうでなかったとしても、走り続けなければいけません。

そんな想いをこめたのがこのプレゼンテーションでした。

境だと思わなければ、越えることすら越えられる。

越境に夢を見るのはもうやめました。
越境したとしても、境の向こうには世界の続きがあるだけです。
私には行きたいところ(成し遂げたいこと)があるだけです。

自己紹介

最後に自己紹介させてください。
もしこの記事を読んで興味をもっていただけたなら、フォローやメッセージなどをいただけると幸いです。

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次回

バトンは志田さんにおつなぎします。
お楽しみに!