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邪道

歌って踊れるエンジニアの叫び

スクラムプロダクトオーナー勉強会に参加してきた #postudy

Agile 勉強会 Scrum プロダクトオーナー

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第16回スクラムプロダクトオーナー勉強会に参加してきました。

会場が楽天タワー2号館である関係で、最近運営のお手伝いをさせていただいている本勉強会。スクラムマスターやスクラム自体の勉強会は多く開催されていますが、プロダクトオーナーにフォーカスを当てた勉強会は珍しいように感じます。

@fullvirtueさんが主催しており、1ヶ月に1回の開催ペースで、毎回初参加の方が多い参加しやすい勉強会ですのでぜひ興味がある方はのぞいてみてください。

第16回のテーマはMoving Motivators 

How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜
How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜【電子書籍
Jurgen Appelo, 前川哲次(翻訳), 川口恭伸(翻訳), 吉羽龍太郎(翻訳)
達人出版会
発行日: 2012-07-13
対応フォーマット: EPUB, PDF
 今回のテーマは、最近日本語版も発売されたHow to Change the Worldの著者であるJurgen Appelo(ゆるげんあぺろ)がAgile2012で行ったWorkshopであるMoving Motivatorsでした。

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# 私もAgile2012で彼のセッションに参加してきました 

Moving Motivators

Moving Motivatorsについては以下のエントリが参考になると思います。

今回の勉強会では、まず最初にモチベーションとは何なのかを各チームで話しました。普段何気なく使っている言葉「モチベーション」ですが、 他の方と話し合ってみると微妙に認識が違って面白かったです。

以下はその中ででたものの抜粋です。

  • 行動するきっかけ
  • やる気
  • やる気を行動にうつすためのベクトル(量と向きがある)
  • 行動のコアとなる部分
  • 不安定になるもの

ここからMoving Motivatorsの簡単な手順を説明します。

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モチベーションの源泉となる10枚のカードを使います。

  • CURIOSITY(好奇心を満たす)
  • HONOR(名誉)
  • ACCEPTANCE(周囲から受け入れられる)
  • MASTERY(熟練度)
  • POWER(影響力)
  • FREEDOM(自由)
  • RELATEDNESS(人とのつながり)
  • ORDER(秩序)
  • GOAL (成し遂げること)
  • STATUS(地位)  

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まず最初に、カードを自分の中での重要度順に並べます。右端がもっとも重要なもので、左にいくにつれて重要度は下がっていきます。次のステップで上下に動かすので、写真のように一列に並べるのがいいでしょう。

コツとしては、まずざっと並べてしまった上で、ケースを思い浮かべながら並べ替えていくのがよいと思います。例えば、「自分が昇進していいポジションにつくよりも、人とのつながりを大事にしてみんなで仲良く仕事したいなー」のように。

あくまで自分にとっての重要度なので、あまり考え過ぎずにワークしている人と並べる過程での考え方を話しながら行うと盛り上がると思います。

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次に何か転機を想定しましょう。

「会社を転職することになった」
「上司が変わった」
などなんでもOK です。

その変化によって自分の並べたモチベーションにどのような変化をもたらすのかを考えてみましょう。変化によっていい影響を及ぼすものを上に、悪い影響を及ぼすものを下にカードの位置を変えてみて下さい。

位置の変更は、人に依るのであくまで自分の考えでOKです。例えば、
「転職すると、今よりはやりたいことできる職につけるから自由度は上がりそう」
「転職すると、今より余計な仕事が増えて自由度は下がりそう」
のように考え方によって変わるでしょう。 

これも先ほどと同じくワークしている人と考える過程を話しながら行うと盛り上がります。

 

このワークを通して、

  • 自分のモチベーションの源泉がどこにあるのか
  • 変化によって自分のモチベーションがどう変化するのか

を知ることができます。自分でも意外な一面が見つかるかもしれません。
また、同時に一緒にワークした人がどのように考えるのかを知ることもできます。

 

今回の勉強会では、Appeloのワークショップに少しアレンジを加えて、チーム毎に1つの会社と会社の転機を想定した上でMoving Motivatorsを行いました。

ワークショップを通してモチベーションとはどういうものかを改めて考えることができました。以下が各チームで出た答えをまとめたものです。

  • モチーベーションにはチーム・個人・状況の3つのフィールドがあり、それぞれが影響し合っている。ワークショップをする前はモチベーションはある程度固定化されているものだと思っていたが、転機(人の関係や状況の変化)によってモチベーションも変化することがわかった。
  • 気持ちのコアがモチベーションであると定義。
    気持ちなので、人によってコアにする部分は当然違う。そして、転機(状況の変化)によって優先順位が変化しコアも移動する。したがってモチベーションは変化して行くものである。
  • モチベーションは捉え方によって変動し、他に影響されやすいものである。
    また、他人からは見えにくいものなので、必要に応じて表現したりコントロールする努力が必要がある。
  • 人によって転機をチャンスととるかピンチととるかが違う。
    チャンスととる人 ⇒ 素直な欲求(あるべきもの)が表れている
    ピンチととる人 ⇒ 本音が表れている
  • ワークショップによってモチベーションが余計わからなくなった。同じことでも受け取り方などは人それぞれである。また、モチベーションはアクションと連動する。

このワークショップは、自分が実際に働いているチームのメンバーやマネージャとワークショップをするのが面白いと思います。彼らのモチベーションの源泉と、変化によるモチベーションの変化のし方を知ることで相互理解が進みそうな気がします。

 

最後に

私はワークショップをしている最中にAppeloにつぶやいてみました。

 するとすぐに彼はリプライをくれました。

モチベーションについてあまり深く考えたことはありませんでしたが、ワークショップを通して自分やメンバーのモチベーションについて考えるきっかけになりました。

改善や行動も変化の一つであり、その変化はモチベーションにも影響を与えます。あなたがチームを、現場を、あるいは世界を変えたいと思うのであれば一度ワークショップをやってみると何かが見つかるかもしれません。 

Motivating Japan!