ホウレンソウ、○○管理って本当に必要!?
とある先輩がメルマガと称して率直な意見をぶつけ合うメールを配信しているのを見ていいなーと思い、チームメンバーに同じことをしはじめました。
せっかくなので当たり障りない範囲でブログにも残してみます。
ホウレンソウ…
タスク管理…
スケジュール管理…
いろんな本・記事・プレゼンで語られているし、誰もが新人の頃に上司や先輩からうるさく言われた経験があります。
ひょっとしたら無条件で『必要だ!』と教えこまれてきたかもしれません。
でも、本当に必要なんでしょうか?
私はなくてもうまくいくならばいらないんじゃないかと思います。
コミュニケーションコストだってかかるし、
管理コストだってかかるし、
時間だってかかるし、
かったるいし、
もし無くせるなら無くしたい!
その時間使って新しい機能つくってお金もうけたい!
その時間の分早く帰って合コンに行きたい!
って心から思います。
とはいえ現実的に考えると、やっぱりホウレンソウやなんとか管理は必要になってしまうことが多いです。それはなぜかというと他人とコミュニケーション無しで同じ方向へ進むのは難しいから。
「あそこに向かうぞー」(ホウレンソウ)って認識合わせたり、
「ちょちょ、そっちじゃない!こっちだよー」(なんとか管理)ってチェックしたり、
やっぱり必要になってしまう。
しかし、
(今必要である)=(だから必ずやった方がいい)
(今必要である)=(どこの誰にとっても必要である・なくすことはできない)
と考えてしまうのは思考停止です。
無条件で「必要だ!」「当たり前だ!」と思っていたホウレンソウやなんとか管理は、なくすことはなかなかできないかもしれないけど少なくとも減らすことはできます。
もし減らすことができたらもっと大事なことに時間が使えることでしょう。
普段やってる仕事の進め方を思い返してみて、
今やってる朝礼がなくなった時、
今やってるかんばんがなくなった時、
今やってるスクラムの儀式がなくなった時、
どうすればいいのか想像できないのだとしたら、それは何かに頼って思考停止してしまっているのかもしれません。
うまくいっている時ほど“当たり前”や“成功”の中身を疑ってみると見えてくるものがあるものです。
「がんばった!」の向こうへ
「がんばった!」は麻薬だ。
僕らの仕事であるサービス開発・ソフトウェア開発を例に挙げると、プロジェクトが炎上したり大トラブルに巻き込まれてどれだけ大変な想いをしても、どうにかリリースまでたどりついて乾杯のビールを飲んでしまえば「よかった!」「がんばった!」となってしまう。
もちろんみんながんばったし、がんばっていると思う。
でも「がんばった!」だけでお給料がもらえるほど世の中は甘くない。
極端な話、がんばらなくても成果を出せば給料がもらえるだろう。
そして、チームメンバーはもとより、競合サービスのメンバーだってみんながんばってる。おそらくがんばってない人はそんなにいない。
であれば、「がんばった!」はあくまでお酒の肴に止めたい。
自分は大丈夫だと思っていても、何かを達成したあとはやはり気が緩んでしまうもの。
勝って兜の緒を引き締めるとはよく言ったものでリリース後のふりかえりにこそ本気でバチバチするように意識しようという自戒を込めて。
「がんばった!」の先に行きたい。
はじめてのふりかえりをまとめてみた
今のチームではじめてのふりかえりをしました。
前のチームでは、週に1度(最初は2週に1度)の振り返りを2年間続けることができました。もちろん振り返りを行えばすべてがうまくいくわけではありませんが、実際に続けてみて、
- チームの改善スピードがあがった
- 個人もチームも成長した
- 楽しかった
などを感じる事ができました。
うるさく楽しそうにやっていたおかげか、他のチームへの横展開ふりかえりやグループ単位での大振り返りをファシリテートさせてもらったり、多くのふりかえりを経験する事ができました。
今回、今のチームではじめてのふりかえりをやらせてもらえることになり、チームメンバーへのふりかえりの導入としてプレゼン資料にまとめてました。せっかくなので公開させていただきました。なぜふりかえりをするのか、ふりかえりでどういうことを目指すのかにフォーカスしています。
もし誰かの参考にしていただけたら嬉しい限りです。
ご意見やご感想があればお気軽にご連絡ください。
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